特許技術(申請中)により、大豆を中心とした豆類に、種子の段階で、断根処理と同等の効果を得られる加工を種に施し、作業工程を増やさずに、単位面積当りの生産量をUPさせる取り組みです。
【SEV(セブ)とは】
SEVとは、(株)WFN社が1978年より研究・開発をスタートした物質活性化装置で、日本をはじめアメリカ、カナダ、韓国、中国など、国際的に特許を取得した技術です。
アグリカルチャーSEVは、農業用として開発された装置で、作物の生育を促進(活性化)させる技術です。当社では、SEVを科学的なデータをベースとして、ほぼ手間なしで、農作物の生産量UPを実現しました。
簡単に扱える
設置と回収がすごく簡単で、ほとんど手間がかかりません。
4本を1セットとして、使いたい場所の四方(角4箇所)に1本ずつ配置し、SEV本体を地面から10~30cmまでの地中に埋めます。
SEV間の1辺の距離は最大20mで、20m未満でも問題なく使用できます。
成長が早くなる
苗の成長時期に、新しい葉っぱの生成スピードが早くなって、葉っぱの数が増えます。また、栽培期間中に発生する可能性のある、稲の倒伏からの回復も、比較的早く回復する利点もあります。
田植えから花が咲くまでの葉っぱの分裂は、SEVを使った稲が、一般の稲より早く分裂します。20日間隔で、成長率を比較した結果で分かるように、SEVの稲は、成長速度が早くて、作物の成長のそれぞれの段階の頂点に、より早く到達します。それにより、よりたくさんのエネルギーを、細胞にためることができます。稲穂の本数も、葉っぱの枚数の成長と同じペースの成長速度を示しました。
収穫量が増える
増えた葉っぱから作られた栄養をベースとして、稲穂の数が増えて、収穫量が増えます。
一般の育て方(慣行の栽培方)と比べ、育苗生産期間中、SEVを使った稲は江別の「ななつぼし」を除いて、4.8%~24.6%の範囲で収穫量が増加しました。2020年、北海道、中部、近畿、九州、計11ヶ所の協力農家で実験結果を行い、現時点(2020年10月4日現在)でデータが揃った7箇所での実験結果です。
(熊本(1)と熊本(2)は別の農家さんで、北海道の江別は同じ農家さんだが江別①は品種が「ななつぼし」、江別②は品種が「キララ」です。)
一町当たり、稲の全国平均収穫量は5.3tで、収入は110万〜120万円になっています。アグリカルチャーSEVを導入して栽培する場合、仮に生産量が20%UPすると、一町当たり年間約20万円の収入が増える計算になります。(農林水産統計の2019年値・全国)
更に詳しい実験結果など情報は、こちらをご覧ください。